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我が子の大学進学。「子どもの自主性を尊重したい」と思いつつも、なにもしないで「見守るだけ」というわけにはいきません。我が子の大学進学をどのように支え、どのような距離を取るべきか、皆様のご家庭でも悩んでいることでしょう。まず大切なのは、大学進学の今日の状況を理解すること。大学は、保護者の皆様が大学受験していた時代とは大きく変わっています。どんな入試が行われ、学生たちがなにを学び、そして、卒業後にいかなる進路を歩むのか。この講座では、保護者の皆様を大学選びのスタートラインまでご案内します。
人生を変える大学選び。とても大切なことでありながら「誤解」も少なくありません。
大学選びの場面でよくある「3つの誤解」について、在学生と保護者に聞きました。
偏差値が高いほど良い大学!?
専門的な研究が得意な大学があれば、基礎からしっかり教えることが得意な大学もあります。自分に合った大学が良い大学で、偏差値だけでは決まりません。
専門書を読むのが学問!?
大学なので当然、難しい専門書は読みます。しかし、それだけではありません。知識だけではなく、実践を積み重ねていく「学び」の場が増えてます。
有名企業に就職するのが正解!?
テレビCMで目にする「有名企業」は一般消費者対象のビジネスを行う企業がほとんど。一般的には無名でも、社会で重要な役割を果たしている企業も多く存在します。
「ペーパーテストの得点だけで勝敗が決まる」時代は過去のもの。
さまざまな課題に取り組んだり、議論したりプレゼンテーションしたり、大学入試の評価軸は多種多様に変化しています。
92万人
47万人
1浪=当然!!
まさに「受験戦争」の状態でした。
68万人
62万人
「狭き門」って、なに?
受験生が「大学を選ぶ」時代になっています。
受験生
入学定員
保護者の皆様が大学受験していた時代は、大学入試の主役は「一般選抜」。ペーパーテストの「1点の差」で合否が決まる「競争」の入試でした。今日では、総合型選抜や学校推薦型選抜で入学する学生数が、一般選抜で入学する学生数を上回っています。受験生の学力だけではなく、これまでの活動内容、行動力や発想力、さらには将来性など、さまざまなポイントで評価して選抜する「多様性」の入試に移り変わっています。
大学に納める学費は入学金が加算される初年度が、4年間で最も高額になるのが一般的です。学費以外にも、交通費や一人暮らしの費用などを支出として見込まなければなりません。また大学入学前にかかる「受験料」なども計画に入れておくべきでしょう。私立大学の受験料は大学によって異なりますが、1校35,000円程度です。総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜、大学入学共通テスト利用入試など受験の方法によって、受験料が異なるので注意が必要です。公的な奨学金や「教育ローン」のほか、大学独自の奨学金制度が用意されていることもあります。必ずチェックしておくようにしてください。
小学校や中学校、高校とは違い、大学を卒業すると多くの人が就職して社会人になります。
保護者世代に馴染みのある伝統的な企業から、若者しか知らない新しいビジネスを展開する企業まで千差万別。
大学選びと同じように、有名か否かではなく、「我が子に合った進路」が見つかるよう、支えるのが保護者の皆様の役割となります。
「過保護」「過干渉」「放置放任」。さまざまな大学のキャリアセンターによると、大学生の保護者の「困った特徴」がその3つだといいます。我が子に代わって、面接試験の予約電話をする過保護な母親。自分が「知らない」という理由で我が子が獲得した内定を辞退させる過干渉な父親。就職活動もしない我が子を放置しておく保護者たち。いずれも、我が子との距離の取り方に問題があるようです。
また、高校生の保護者である皆様も、適切な距離感で我が子を支えているのか再確認が必要です。大学選びの際に「文学部だと就職が不利になる」といった偏った考え方を我が子に押し付けていませんか?企業の採用担当者は、大学の4年間をどのように過ごしたのかを評価します。文学部でしっかり研究に取り組んだ学生と、ビジネス重視の学部をなんとなく卒業した学生、どちらを採用するのかは言うまでもありません。所属学部だけで就職が決まることは決してないのです。
大正大学は、設立四宗派の天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗および時宗が運営する大学で、2026年に創立100周年を迎えます。建学の理念は「智慧と慈悲の実践」。この理念のもとに〈慈悲・自灯明・中道・共生〉という仏教精神に根ざした教育ビジョン「4つの人となる」を掲げて教育研究の活動を展開しています。